コードの実装が終り仕様確定待ちになったので、テスト作業に入れないよ...。とほほ。
となれば無為に過ごすのも一興だが、それでは生産性の欠片もないので勉強がてらにVisual Studio 2010でも弄ってみることにした。
Visual Studio 2010 Professional Editionの試用版は90日間しか弄れない。製品版を購入した後に、サブPCでも開発ができるようにと考えるとライセンスフリーなExpress Editionの方が後腐れがなくて良い。
そこでExpress Editionと他のEditionの機能比較表がないかぐぐってみたが、何故かVisual Studio 2010に関しては機能比較表にExpress Editionが掲載されていない。Microsoft Visual Studio Express - Build cutting edge Windows applicationsの右サイドバーにあるCompare Express Productsを確認しても、Express Editionの各言語毎の比較表があるだけだ。
機能比較表がないなら、四の五の言わずにインストールして確認してみよう!ということでメモリ割り当て768MBのVMware上のWindows XP Modeにインストールしてみた。
インストールはOffline InstallとWeb Installがある。両者で最も異なるのは、前者がすべての言語のインストーラを含んでおり、後者は選択した言語のインストーラしか含んでいないことだ。全ての言語をインストール必要はないので、最も使用頻度の高いVisual C# 2010 Express Editionをインストールしてみた。必要なモジュールのダウンロードとインストールに要した時間は合わせて40分位だった。思ったより時間はかからなかった。
起動してスタートページが表示されるまでの時間は、Visual Studio 2005に比べると遅い。まあ要求されるリソースがVisual Sutdio 2005より潤沢になっているので仕方が無いだろう。
ざっと弄ってみて判ったことや、気づいたこと。
- Setup Projectは作れない
此れはC# 2005 Express Editionも同じだったと記憶している。Setup Projectは製品版で作れば良いので、大した障害にはならない(Express Editionだけで済まそうと考えている向きには深刻な問題であるが...。)。 - ソリューションに複数のプロジェクトを含むことは出来る
此れが出来ないと致命的なので、含むことができてホッとした。 - モバイルアプリの開発はできない
Visual Studio 2008からProfessional Edition以上でないとサポート対象外になった流れを汲んでいるのだろう。出来ればExpress Editionでもサポートして欲しかった。
Windows Phone専用アプリであれば、Microsoft Visual Studio 2010 Express for Windows Phoneを使って実装することが出来る。俺が実装するのはWindows CE.NET等なので此れでは使えない。 - .NET Frameworkのバージョンは選択できる
2.0~4.0の各.NET Frameworkのバージョンをプロジェクトのプロパティで選択できる。 - HELPが絶望的に使い難い
Document Explorerが廃止され、ローカルのHELPもブラウザを使って参照するように変更されている。Document ExplorerだとHELPのお気に入りが使えて便利だったが、Visual Studio 2010 Express Editionだと使えない。此れが製品版でも同じだったらどうしよう...。慣れるしかないだろうか。 - dynamic型のサポート
遅延バインディングをサポートする為にdynamic型がサポートされているが、計算の評価が実行時にしかされないので下手したら例外を発生することもある。此れは或る意味で諸刃の剣だろう。上手く使えば便利だけど、使い方を誤ると例外が発生する。#尤もデバッグ時なり、テスト時に発覚するだろうけど。
HELPが笑うくらいに使い辛くなっている点を除けば、今のところ大きな不満は感じていない。Windows 7向けアプリ開発のプロジェクトを受注したら、Professional Editionを購入することにしよう。其れまではExpress Editionで遊んでみよう。
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