昨日の昼下がり、暇だったので、ふとビデオラックをみたら映画狂時代*1に録り溜めたビデオテープが目に付いた。当時はWOWOWのプログラムを確認して、観たいと思った映画を次々に録画したものだった。そして、暇を見付けては録画した映画を見続ける日々だった。
そんな映画狂時代は長く続かず、2000年に起業したのを機に、身辺が慌ただしくなり気付けば映画を観る機会が激減した。其れでも暇が出来たら偶に観ていたが、最終的にはWOWOWデコーダが壊れたことに気付き、惰性で年末に更新していた受信料の支払いを辞めてしまった。
さて、そんなこんなで録り溜めていたスピードと、観るスピードが正比例せずにお蔵入りしたままのテープが何本もある事に気付いた。
そして昨日、手に取ったテープに録画していたのがジャッキー・ブラウンだ。
此の映画、無駄にキャスティングが贅沢なのだ。主役がサミュエル・L・ジャクソンにロバート・フォスターにパム・グリアの3人だ。此の3人だけでも充分に面白いのに、脇役をロバート・デ・ニーロにブリジッド・フォンダが固めるのだから堪らない。ロバート・デ・ニーロを余り意味を成さない脇役に配するなんて本当に贅沢だなあと思いながら観た。
ストーリーはジャッキー・ブラウン(パム・グリア)がマックス(ロバート・フォスター)と奸計を巡らし、オデール(サミュエル・L・ジャクソン)の金を騙し取るという有り触れたものだが、芝居上手なキャスティングの御陰で最後まで楽しむことが出来た。マックスとジャッキー・ブラウンの仄かな恋情が印象的な結末だった。極々ライトなノワール映画を楽しみたいときにどうぞ。
*1:~2000年まで
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