MUAで良いものが無く消極的理由でThunderbirdを使っていたが起動時鈍さや、メール検索の鈍さに嫌気がして乗り換えることにした。
先ずはWindows Live Mail 2011を試したが、メールの返信時に引用符が付かない不具合が仕様とあったので即却下した。※1
Outlook 2007はPIMとしては文句は無かったが、MUAとしてはメールのスレッド表示が見辛くて却下した。またメールの受信処理がかったるいのにも閉口した。
Sylpheedは一時使っていたがカレンダー機能が無かったので、今回は試すのを見送った。但しMUAとしては動作は軽くて良いと思っている。
何か良いMUAが他に無いかなと思っていたら、1週間前にインストールしたATOKのユーザ登録を済ませた所為でジャストシステムから頻々にメールが届くようになり、気紛れでジャストシステムのサイトを覗いたらShuriken 2010を発見した。
お試し版をダウンロードできるようになっていたので落として使ってみた。
起動はThunderbirdのようにもっさりしていなくて速いのは良い。然し残念ながらカレンダー機能が付いていない。Google Calendarと連携できるPluginも残念ながら無い。唯一の救いはTo Do機能が実装されていることだ。
ShurikenのToDo機能は受信メールをToDoに突っ込める機能があるので、此があれば重要なメールに対するアクションを忘れたりすることは無いだろう。且つ、必要な予定をGoogle Calendarにブラウザでアクセスして登録すれば良いだろうと妥協することにした。
ToDo機能の他では、特定のフォルダの受信メールをチェックできるフォルダウォッチ機能がさり気なく便利で良い。フォルダウォッチのプレビュー表示もなかなか軽快で気に入った。
気懸かりだったThunderbirdで使っていたExtension(QuickTextとSmartTemplate)の代替機能は、Shurikenのテンプレート機能と返信メールのヘッダ、フッタ設定に加えて挿入読み込み機能で実現できたので乗換を決断できた。余談であるがThunderbirdのTheme程多彩では無いが、Shurikenにもカラーバリエーションという機能がありデザインを変更できる。
不満点はすでに述べたがカレンダー機能が無いこと。そしてもう一つはIMAPの同期処理。起動時に毎回前メールのフラグを取得するが、メール数が数万通あるのでフラグの取得に時間が掛かる。他の処理は平行して別スレッドで行っているので不便は無いが、もっとスマートな実装方法が無いのかと気になっている。
取り敢えず上記の2点以外は大きな不満も不具合も見当たらないので、今後はShurikenを使い続けていくだろう。
ブラウザはFirefoxからGoogle Chromeへ、MUAはThunderbirdからShuriken 2010へ。此で漸くMozillaの呪縛から解放された気分だ。とはいうものの未だにFirefoxとThunderbirdのリリース情報や関連blogはRSSリーダでチェックはしている。決別はしたものの気にはなっていることは否めない事実だ。
※1 Windows Live Mail 2009へVersion Downしたら引用符が付くとのこと。
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